病身、椅子から立ち上がれず。老いの目がこちらを見ている。このまま立ち上がれず仕事もできぬとなれば、私はただのゴミ屑にすぎない。安らぎに想いを寄せては、みじめな心持。静かに身を閉じられれば、それにこしたこともなかろうや、と。

 

 毎日が、もっと早く過ぎ去ればいい。そしてそして気付かないうちに終わっていればよい。毎日、干からびたように生きている。