そうさ、最期に笑っている奴が勝者だ。笑っていればいい。他はどんなでも。笑え!!!!!笑え!!!!!涙的を吹っ飛ばせ

泣いてもいい、笑えればいい、so good

 

 

 

 ねえ、アルコールでハイになった僕を見るのは嫌いか。破滅的なジョークを口にする僕が嫌いか。サーカスは嫌いか。始めから終りまで、一から十まで、生きてきた意味を全てご破算にしよう。悲しい夜を幾夜も越えて、彼らの正しさを否定しよう。

 人はただ、笑っておればよいのだ。でもそれができないから、泣く。夢の痕跡を追っていくと、見たくないものばかり見えて知りたくないものを知る。そんなものも、目をそむけて、笑っておればよいのだ。

 何も無い乾いた荒野に掘立小屋と、巨大な掘削機がぽつりと立っていた。

「あとどれくらい掘り進めばいいだろう?」

「掘削深度、92メートル。」ノブが報告する。

 ノブと僕と、その他数人のメンバーで掘削作業を進めていた。

誰も僕らを知ろうとしないのだ。今ある自我そのもの本質から、苦痛そのものになったとき僕らに逃げるところは無い。苦痛が仮面を被り、わらって、ものを言う。僕は誰だ? 苦痛だ。

 他人は僕から苦痛を取り除こうとして、僕を損なう。僕は怒り、落胆する。

勇気も叡智も示すことなかれ。狂気の下に力を行使せよ。
死を恐れることなかれ。安寧が君を迎える。善悪の垣根を通り抜け、
事実はただそこに座す。

 もっと物語に夢中ににさせてくれよ、現実なんて見たくもないから。ほら、終わらない歌を謳っていた い。だれしも、いつでも、理想はそこにあって輝いているべきなのだ。理想とは、終わりもせず始まりも しない。僕は見たね。触れたね。その理想に。そんなもの掴めやしないことを、知りたくはないが。僕が 思うに、僕の身体も精神も移ろい煩わしくて、それをつかむ試みさえいつの間にか忘れている。でも、こ こに置いた文字の数々は違う。これらはけっして思いつめることや、考えることをやめたりはしない。こ れは、つまりは、僕の希望なんだ。僕が歩みをとめざるを得ない時も、そこに僕の精神が息づいている。
それはね、いつしか僕が僕でなくなってもそのままそこにあるだろう。

 この物語が、ほかの物語との通い路になればいい。誰のためにも。わたしのためにも。

 彼らは狂っている。とても愉快に、悲壮に。酒を呑んで薬を喰らって、笑いながら、嗤っている。あっ はははは。はははっ!空の酒瓶を握りしめて、見えない悪魔が居ようものならかかってこい。そしてまた あたらしい酒瓶を手にとり泣きながら、なにかに祈りながら、至高の幸福を味わい尽くす。安らぎの中に 、愛情をみつけて自らの身体を抱きよせる。目が覚めたら、ハッピーになっていたい。そんな言葉が、自 分の耳にも入らないように小さく小さく呟いている。ゆるりゆるりとそんな想いも漂っていき、路地裏の 猫や鼠にも微かに伝染する。明日、そんなことを忘れていても、猫や鼠どもの間で酒くせえ酒くせえなん ていわれながらも漂っていく。あくる日も、またあくる日も、何度めの物語かも忘れて。それでいい。

 矢継ぎ早に通る質問が、僕らを圧制した。――貴君の名は。出生は。両親の名は。これより、貴君らの 全ての権利を確認する。貴君らの全ての固有要素を決定する。これにより、貴君らの目指す理想は約束さ れる。以上だ。いつの記憶だったかは知れないさ。でもさ、こんなだったはず。たしかそのとき、僕は笑 ったね。

自分のことを、思い出しちゃいけないよ。

sonokizuhaatakamogensituunoyoni
torituitehanarenai.

忘れられた過去は文字列から復旧されていつも同じ存在を演じ続ける。自己連続性は確認できない。寝る。次起きたとき、わたしがわたしだと言えなくてもよい。